コストを約200億円縮減し、スピードアップ

 新工法や新技術の採用、橋梁などの構造物の見直し、発生残土の有効活用などにより、平成17年度は、平成14年度時点の設計価格に比べ約200億円(暫定計算値)の事業コストを縮減しました。

 更に、その予算を工事中の突発事象(予期せぬ地質の変更など)への対応に活用したり、予定していた工事を前倒し発注することにより、事業が早期に完成できるよう取り組みました。

コスト縮減施策ホームページ
http://www.cbr.mlit.go.jp/keikaku/cost.html
◇平成14年度からのコスト縮減率推移
平成14年度からのコスト縮減率推移グラフ


コスト縮減事例の図

選択と集中 ― 優先度の高い箇所へ集中対策

 渋滞や交通事故対策を、効果の高いところから重点的に実施するため、渋滞や交通事故の多い区間から順に並べた「優先度明示グラフ」を活用しています。例えば渋滞では、毎年計測される道路の区間毎の渋滞損失時間を数値の高い区間から順に並べ、上位の区間を集中的に対策する区間としています。

 その結果、右図のように、平成15年度に重点対策区間であった区間の渋滞損失を、平成17年度に約2割減らすことができました。

 また、平成17年度の結果から、再度、優先度明示グラフを並べ替え、重点的に対策する区間を「選択」し、「集中」して対策を行っていきます。


◇渋滞重点対策区間の考え方
渋滞重点対策区間の考え方グラフ

◇直轄国道の渋滞損失時間の変化
(平成15年の優先度明示グラフが平成17年にどの様に変化したか)
直轄国道の渋滞損失時間の変化グラフ
 


事業プロセスにおける厳格なチェック

 バイパスなどを新規に整備する際には、「新規事業評価」により、投入コストを上回る事業効果が得られるかを事前に確認します。また、学識経験者等で構成される「事業評価監視委員会」により、事業途中には「事業再評価」を、事業完了後には期待していた効果が得られているかをチェックする「事後評価」を行っています。事業中であっても総合的な見地から必要性が低いと判断された場合には、事業を中止することもあります。

 進行中の事業は、開通目標を確実に達成するため、毎年、工事の年間計画の達成状況評価、突発事象への早期対応、コスト縮減検討により、事業のスピードアップとコストダウンに取り組んでいます。特に、数年以内に開通を予定している事業は、厳しい事業進捗管理とコスト管理のもと、より早くより安く開通できるよう、工夫し努力しています。

 事業の進捗状況や開通予定は逐次皆様にお知らせしていくなど、道路行政に対する透明性を確保し、事業の効率的な執行と早期の開通を目指します。
「道路政策・事業の評価」ホームページ
http://www.cbr.mlit.go.jp/road/g/g-04index.html
道路整備効果事例集2006
http://www.mlit.go.jp/road/koka6/

事業評価事例:平成18年からの新規事業に採択された坂祝バイパス(岐阜県坂祝町大針〜勝山区間)の図

関係機関やNPO等との協働

 伊勢神宮の初詣渋滞を解消したパーク&バスライドや木曽かめクラブの様に、県、市町村などの関係行政機関や地域の皆様と一体となって、地域全体の様々な課題解決を図ります。

 また、継続的な地域活動でしか得ることのできない専門的知識やアイデアをお持ちのNPOの方々とも連携を図り、よりよい社会資本整備を進めてまいります。


◇静岡コミュニティーシンクタンクで実施された市民による道路空間の「プチメンテナンス」 静岡コミュニティーシンクタンクで実施された道路空間の「プチメンテナンス」写真静岡コミュニティーシンクタンクで実施された道路空間の「プチメンテナンス」写真

「ボランティアサポートプログラム」ホームページ
http://www.cbr.mlit.go.jp/road/volunteer/


利用者の皆様へのお願い

 道路交通に対する問題の多くは、我々道路行政の取り組みのみでは解決することはできません。
 中部地域の皆様におかれましては、引き続き道路行政にご理解を賜りますと同時に、スムーズに移動でき、交通事故のない社会をめざし、時差出勤や公共交通機関利用によるラッシュ時間帯の渋滞緩和、交通ルールの遵守とマナー向上などに、より一層のご協力を頂きますようお願い申し上げます。

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