狩野川台風・狩野川放水路
>>狩野川台風・狩野川放水路

▼狩野川台風

   昭和33年9月26日夜、伊豆半島の東岸を北上して、神奈川県三浦半島に上陸した台風22号(狩野川台風)は、湯ヶ島を中心とする狩野川上流部に記録的な豪雨を降らせました。建設省湯ヶ島観測所(当時)の観測では、最大時間雨量120mmを記録し、この豪雨のため、狩野川は至るところで氾濫し流域に未曾有の大水害をもたらしたのです。人的被害は死者・行方不明者853名にもおよびました。

狩野川台風

▼狩野川放水路

   狩野川放水路は、伊豆の国市の墹之上、狩野川資料館のすぐ横から狩野川を分流し、沼津市口野から江浦湾にそそぐ約3kmの人口水路です。途中に2箇所のトンネル区間を有し、全国の放水路の中でも珍しい構造となっています。狩野川流域の水害を防止する目的で昭和26年の着工以来、15年の歳月と今の金額に直すと約300億円の巨費を投じて昭和40年に完成しました。分流地点のゲートを開放することにより、1秒間に最大2,000m3/s(25mプール6杯分)もの流量を流すことができ、狩野川の洪水防止の要とも言えます。

狩野川放水路