富士海岸は、静岡県沼津市千本の沼津港西から静岡県清水区蒲原堰沢までの約23キロメートルにわたる海岸で、湾口の深さが2500メートルに達する日本で最も深い湾である駿河湾の奥に位置しています。
その地形特性から太平洋の強大な波浪が直接海岸に侵入するため、これまでに幾度となく高波による被害を受けてきました。また、昭和30年代後半から海岸の侵食も進み、海岸に打ち寄せる波は更に高まる状況にあります。
海岸の背後は、国道1号、JR東海道線および東海道新幹線、東名高速道路などの重要な交通網が集中し、古くから交通の要衝として機能してきた地域で住宅と工場が集中しています。これらの状況を考え、高波浪から人命・財産を守るため、国土交通省(建設省)直轄による海岸事業が昭和42年より始められました。
沼津河川国道事務所では、沼津港西側から富士川河口までの延長19キロメートルを担当しており、高波に対しては堤防の嵩上げを実施しました。海岸の侵食に対しては養浜(ようひん)を主体とした対策や離岸提(りがんてい)、消波堤(しょうはてい)の設置を行っています。
白砂青松の景勝地で知られる美しい環境を守りつつ安全で利用しやすい海岸の創出を目指して海岸整備を推進していきます。
富士海岸位置図
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