冬の三重を走るならノーマルタイヤNo!

もし立ち往生してしまったら?

 車の走行時におけるトラブルの中で、スタックと呼ばれる状態のものがあります。
 これは泥や砂地、あるいは雪道など、滑りやすく軟弱な路面などでタイヤのグリップ力が低下し、アクセルを踏んでもタイヤが空転して前に進まないという状態です。雪道ではアクセルを踏み込んでも空回りして、その摩擦熱によって雪が溶け、ますます滑りやすくなってしまいます。
 完全にスタックしてしまうと、いくらアクセルを踏んでも前にも後ろにも進むことができなくなり、立ち往生してしまう状態になります。状況がひどくなると牽引や重機などを使わないと脱出できなくなるということにもなりかねませんが初期の段階であれば、自力で脱出することが可能な場合もありますので、いくつか方法をご紹介します。

●対処方法

タイヤをまっすぐの状態にし、アクセルを不用意に踏み込まず、ゆっくりと小刻みにゆりかごのように前進・バックを繰り返し、雪を踏み固めながら発進する。
タイヤ前後に雪がある場合はスコップ等で取り除きゆっくり発進する。スコップが無い場合は足で踏み固めても構いません。  
タイヤの接地部分の奥までチェーンや緊急脱出用のヘルパー(樹脂製の板)、布を敷き、ゆっくりとアクセルを踏む。これらが無い場合は運転席の足元に敷くフロアマットでも代用できます。
※アクセルを踏み込んだ際に、かませたものが勢いよく後方に飛び出す恐れがありますので注意しましょう。
FF車の場合はハンドルをこまめに切って雪を踏み固めながら発進する。
FR車の場合は同乗者に後部座席に乗ってもらったり、荷物をトランクに積んだりして、駆動輪の荷重を高めて(重くする)ゆっくり発進する。
同乗者や通りがかりのドライバーに車を押してもらう。この時はドライバーも押している人も車の動きには十分注意しましょう。
タイヤの空気を抜き、空気圧を下げ、雪面への接地面積を増やしてゆっくり発進する。脱出後は、ガソリンスタンドなどで、適正空気圧に戻すことを忘れずに。
スタックしたタイヤの下と、タイヤの外周に砂を振りかけてグリップ力を増加させる。できれば、駆動輪すべてに振りかけましょう。雪が積もっていて砂が手に入らない場合は、融雪剤でも代用可能です。

●どうやっても脱出できない場合

上記対処法で脱出できない場合は、JAFやロードサービスに連絡しましょう。

●後始末を忘れずに

使った布や板等は必ず片付けましょう。
ガードレールや塀等を壊してしまっていたら、道路管理者や所有者に連絡をしましょう。
手助けいただいた方への「ありがとうございました」の感謝の言葉を忘れずに。