濱地蔵
 「濱の地蔵さん」として、地域の方々から親しまれてきた地蔵堂は、明治改修工事により移転されるまでは、揖斐川の河口堤防の上に建立されていました。また、揖斐川の堤防も現在の揖斐川の河の中に位置していました。二見浦や富士山を臨む風光明媚な場所として、人々の憩いの場となっていました。
 芭蕉もこの地を訪れ「あけぼのや白魚しろき事
 一寸」の句を詠んでいます。また、享保2年(
1717年)には廻船業者によって地蔵堂のそばに常夜灯が建立され、航行する船の目印となっていました。
 明治改修工事によって、揖斐川の河巾が広げられ地蔵堂も移転しましたが、昔、海中より出現したと云われている地蔵菩薩像は、伊勢湾台風により本堂とともに流失し現在も行方不明です。現在の地蔵さんは、伊勢湾台風災害復旧工事のため現在位置に移転再建されました。
 また、現在堤防上に建てられている「濱地蔵の常燈明」は、平成11年11月に再建されました。


濱地蔵の常燈明


濱地蔵


所在地 : 三重県桑名市地蔵 揖斐川右岸堤沿い

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