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| 河川の水質事故が多発しています。 |
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川や水路に油類や有害物質が流れ込むと河川の水質を悪化させ、魚などの生息物が死んだり、上水道の取水が出来なくなるなど、深刻な被害をもたらします。
平成22年の1月から12月までの1年間で、木曽川水系(木曽川上流河川事務所担当管内)で63件の水質事故が発生しました。平成21年の事故発生件数は 38件で、今年は昨年の約2倍となっており、水質事故が非常に増加しています。
川や水路などで、油類の流出、異常な魚類のへい死、白濁等の異常を見つけた時は、お近くの市町村、県または当事務所までお知らせ下さい。
以下では、平成22年に木曽川水系(木曽川上流河川事務所担当管内)で発生した水質事故のうち、代表的な事象を紹介します。
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| ◎木曽川【加茂郡坂祝町】 (H22.7.14発生) |
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国道21号にて、交通事故による大型トラックの事故車両から、軽油及びエンジンオイルが付近の排水路を経由して木曽川に流出しました。可茂消防、坂祝町及び岐阜国道事務所がオイルフェンスにより油の下流への流下を防止しつつ、吸着マットにより油の回収を行いました。
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| ◎木曽川支川飛騨川【下呂市】 (H22.7.14発生) |
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使用されていない施設において、数日前からの雨により、施設内地下室が水没し、地下室内にあった重油タンクからタンク内に残っていた重油が流出し、飛騨川沿いの水路に流れ出しました。下呂消防がオイルマット及び吸着マットにより、油の下流への流下防止をするとともに油の回収を行いました。
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| ◎木曽川支川横市川【可児市】 (H22.7.29発生) |
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工場から横市川へつながる水路に油が流出しました。これは、平成22年7月15日の豪雨により、工場内のプレス機の廃油ピットが冠水し、廃油が工場内側溝を経由して、油水分離槽に流入したものが、当日の降雨により流れ出したものと推定されます。可茂消防がオイルフェンス及び吸着マットを設置し、油の下流への流下防止をするとともに油の回収を行いました。また、原因者が、工場内分離槽の油と水の除去を行いました。
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| ◎木曽川【木曽郡上松町】 (H22.8.23発生) |
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工場内にある排水処理施設の原水タンクからオーバーフローした排水が、工場床面を経由し、廃液貯留タンクへ流れ、タンクが満杯となりマンホールから溢れ出し、工場内側溝及び水路を経由して木曽川へ流出しました。木曽広域消防が、オイルフェンス、オイルマットを設置し、廃液の流下防止、回収をするとともに原因者が廃液の回収を行いました。
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◎長良川支川早田川【岐阜市】 (H22.9.2発生)
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プール内の藻の対策のため、塩素を投入しました。その後、残留塩素の測定を行わず、プールの排水を行った結果、排水路を経由して、高濃度の塩素を含んだ排水が早田川に流入し、ハエ、オイカワ等が約300匹へい死しました。岐阜市にて、死魚の回収を行うとともに同市環境部局が原因者に対して、指導を行いました。
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◎長良川支川長尾川【山県市】 (H22.10.7発生)
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工場内に設置の次亜塩素酸ナトリウム水溶液の入ったタンクのホースがゆるみ、次亜塩素酸ナトリウムが、長尾川へ流出しました。その影響により、長尾川に生息のコイ等が20匹死んでいるのが確認されました。岐阜県が原因者に対して、再発防止の指導を行いました。
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| ◎長良川支川武儀川【山県市】 (H22.10.15発生) |
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工場での加工作業で発生した汚水が、最終処理がされないまま、排水路へ流出したものです。汚水には加工作業で発生した六価クロム、シアンといった有害物質が含まれていました。汚水は、排水路を経由して武儀川へ流れ出し、約100mにわたり、青白い水と沈殿物を発生させました。岐阜県が水質を検査したところ、六価クロム、シアンは検出されませんでした。岐阜県は原因者に対して、再発防止の指導を行いました。
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◎揖斐川支川平野井川【安八郡神戸町】 (H22.10.15発生)
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工場の重油タンク配管の腐食破損により重油が流れ出し、用水路を経由して平野井川に流出しました。原因者が発生箇所直下の水路にオイルマットを設置、大垣消防、岐阜県、木曽川上流河川事務所が排水路、平野井川でオイルフェンスを設置し、油の流下防止、油の回収を行いました。
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◎木曽川支川中郷川【可児市】 (H22.10.22発生)
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施設内で使用する井戸水の消毒のため、塩素(次亜塩素酸ナトリウム)を使用しています。井戸水は、ポンプで汲み上げ、塩素は井戸水に対して一定量投入しています。今回、必要量以上の塩素が井戸水に投入され、高濃度の塩素を含む井戸水が、排水路を経由して中郷川に流出しました。そのことにより、オイカワ、カワムツ等が約200匹へい死したものです。岐阜県、可児市役所、可児警察署が現地調査を行い、原因者を特定しました。岐阜県は、原因者に対して、へい死魚の回収、原因の究明、再発防止等を行うよう指導しました。
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◎揖斐川支川水門川【大垣市】 (H22.12.25発生)
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工場内設置の重油タンク防液堤の亀裂箇所から重油が流れ出し、事業所内水路を経由して水門川へ流出しました。大垣消防と岐阜県がオイルフェンスを設置し、重油の流下防止を行うとともに回収を行いました。
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水質事故にかかる対策費用は、事故原因者の負担になります。
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◎事故発生例
長良川支川神崎川【山県市】 (H22.5.11発生)
工場内に設置された重油タンクの配管の老朽化部分から漏れた重油が流れ出し、崖を伝って神崎川へ流出しました。山県消防、山県市及び岐阜県がオイルフェンス、吸着マットを設置し、重油の流下防止を行うとともに回収を行いました。
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オイルフェンス、吸着マットの事故対策費用で約30万円、原因者が負担しました。
工場などで、「操作ミス」や「機械の故障」等による水質事故は、原因物質が道路の側溝等を伝わって河川へ流出します。
水質事故による対策費用は原因者の負担となります。
また、原因者が不明の場合は、市町村、県及び国が負担して水質事故対策を行うことになります。
日頃の整備点検や普段の注意に心がけ、水質事故を未然に防ぎましょう。
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