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平成22年における濃尾平野の地盤沈下の状況
平成23年8月25日に東海三県地盤沈下調査会は評議会を開催し、平成22年における濃尾平野の地盤沈下および地下水位の状況等についてとりまとめました。
地盤沈下の状況
- 平成22年に沈下した水準点
- 観測水準点974点のうち108点(約11%)。 ※平成21年は約71%
- 年間1cm以上の沈下点の総数はなし ※平成21年は1点
- 平成19年以降、4ヶ年連続で隣接する3点以上の水準点で年間1cm以上の沈下が確認される沈下域はなかった。
- 累積沈下量が大きい地域(昭和36年以降、平成22年までの49年間)
- 木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)の河口周辺
- 日光川の中・下流域
- 最近5ヶ年(平成18年から平成22年)は、沈下しやすい軟弱な粘土層が厚く堆積している濃尾平野中西部に累積沈下量が大きい地域が分布するものの、これらの地域でも沈下量は年間1cm程度と緩やかである。
地下水位の状況
- 平成22年の地下水位の状況は、概して第一礫層(G1)、第二礫層(G2)、第三礫層(G3)とも平成21年に比べ水位上昇を示している。揖斐川、木曽川、日光川の流域において数cmから数十cm程度の水位低下を示す観測地点が数点確認されたものの、総じて大きな変動は見られなかった。
- 地下水位の経年的な傾向をみると、昭和50年代前半より回復(上昇)傾向に転じ振幅を繰り返しながら、近年は横ばい傾向にある。
まとめ
平成22年は1cm以上の沈下域の形成には至らず沈下は安定してきているものの、濃尾平野においては東海地震や東南海・南海地震の大規模地震に伴って発生する津波や気候変動に伴う海面上昇に対して関心・警戒が高まる中、高潮・洪水・内水氾濫および地震災害等の潜在的な危険性の高いことから、必要な地盤沈下状況の観測・監視、地盤沈下対策を継続して行う必要がある。
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