ホーム河川事業河川の維持管理・対策事業

河川の維持管理・対策事業

維持管理

天竜川や菊川の堤防を守るための堤防除草、出水時の水閘門の操作、河川管理施設の点検などを行う河川パトロール等を行っています。菊川では、東海地震や出水時における被害を軽減させるために、菊川・高松川水門、黒沢川排水機場、江川・与惣川救急内水排水機場の操作を行っています。

河川パトロール

河川管理施設である堤防や護岸、水門樋管は洪水から身を守るため、その時に備えて常に維持されていなければなりません。そのため、通年で河川パトロールを行い、これら施設の点検を行っています。また、出水時にも河川の状態をパトロールし、災害に備えます。

堤防除草

堤防除草は堤防を安全に保ち、堤防本体の異常の有無を確認しやすくするために行っています。

堤防の法面等に草丈が高く、根が深い雑草が繁茂すると、

  1. 土壌の緊張力低下、腐植土化により、法崩れ、ひびわれ、陥没等が起こりやすくなる
  2. 枯れた根を餌とするミミズが増殖し、ミミズを餌とするモグラによる穴が法面に発生する
  3. 堤防の異常が発見しにくい
  4. ゴミの不法投棄が起こりやすくなる

など、河川管理上の支障となります。

除草した後は、亀裂や陥没、穴など異常の有無を点検しています。

◇除草の時期及び区間

◇河川(堤防)の「刈草」を活用しませんか?

◇外来種の対策

水門樋管維持管理

水門や、樋門樋管は洪水の逆流を防ぐ重要な施設です。出水時には門扉を閉める操作を行い逆流を防ぎます。通年を通して点検・補修を行い操作に備えます。

施設補修

傷んだ護岸等河川管理施設の補修を行っています。

防災・安全対策

  • オレンジパトの巡視風景
  • 堤防を管理するための堤防除草作業

洪水管理

浜松河川国道事務所では、天竜川と菊川の流域に降る雨と河川の水位の情報から、洪水予報や水防警報の発表を通じて、住民、水防関係者に情報を提供しています。

洪水予報とは

指定されている河川(天竜川と菊川)の降雨及び水位の状況を広く知ってもらうために、国土交通省と気象庁とが協議して、共同発表するものです。

平成19年度から、わかりやすい災害情報に資するため、危険度レベルを5段階に設定するなど、情報提供内容が以下のとおり変更されました。

画像をクリックすると拡大図が別ウィンドウで開きます [PDF:6KB]

水防警報とは

天竜川と菊川において、地元水防団の作業の目安となる情報を提供するものです。

水防予報発表基準

  内容 発表基準
準備 水防に関する情報連絡、水防資器材の整備、水門機能等の点検、通信及び輸送の確保等に努めると共に、水防機関に出動の準備をさせる必要がある旨を警告するもの。 洪水注意報等により、又は水位、流量その他の河川状況により警戒水位を超えたとき。
出動 水防機関が出動する必要がある旨を警告するもの。 出動水位を超えたとき。
解除 水防活動を必要とする出水状況が解消した旨、及び当該基準水位観測所名による一連の水防警報を解除する旨を通告するもの。 警戒水位以下に下降したとき、又は水防作業を必要とする河川状況が解消したと認めるとき。
情報 水防活動上必要とする水位、その他河川状況を通知するもの。 随時行うものとするが、おおむね3時間間隔を目安に行う。

水防警報対象観測所と参考水位

天竜川と菊川において、地元水防団の作業の目安となる観測所毎の対象水位を掲載します。

天竜川下流の水防警報対象観測所と参考水位

河川名 観測所名 河口からの距離 水防団待機水位
(指定水位)
氾濫注意水位
(警戒水位)
出動水位 避難判断水位
(特別警戒水位)
氾濫危険水位
(危険水位)
計画高水位 地先名
天竜川 鹿島 右岸 25.0k

2.20

3.50

4.50

5.60

6.00

8.77

浜松市天竜区鹿島
池田 左岸 10.5k

0.50

1.60

2.60

4.53

浜松市天竜区鹿島
中ノ町 右岸9.1k

0.60

1.60

2.50

3.10

3.40

4.77

浜松市東区国吉町
掛塚 左岸3.3k

1.50

2.60

3.30

5.28

磐田市掛塚

(水位の単位:m)

菊川の水防警報対象観測所と参考水位

河川名 観測所名 河口からの距離 水防団待機水位
(指定水位)
氾濫注意水位
(警戒水位)
出動水位 避難判断水位
(特別警戒水位)
氾濫危険水位
(危険水位)
計画高水位 地先名
菊川 加茂 左岸 11.9k

1.50

2.50

3.20

3.20

3.50

5.94

菊川市加茂小川端
嶺田 右岸6.4k

2.00

4.30

4.90

5.79

菊川市西嶺田
牛淵川 横地 左岸 10.1k

1.80

2.10

2.30

2.30

2.70

4.06

菊川市東横地
堂山 右岸3.6k

3.10

4.60

4.90

4.90

5.30

5.86

菊川市堂山新田
下小笠川 川久保 右岸2.6k

1.40

2.00

2.50

3.00

3.30

掛川市川久保

(水位の単位:m)

天竜川-掛塚 天竜川-池田 菊川-嶺田 牛淵川-堂山 下小笠川-川久保
新名称旧名称
水防団待機水位 指定水位
氾濫注意水位 警戒水位
出動水位 出動水位
避難判断水位 特別警戒水位 
氾濫危険水位 危険水位
計画高水位 計画高水位

菊川の出水状況について

菊川において、平成16年10月4日に記録的な大雨があり、平成10年9月23日以来の被害を受けました。

渇水対策

渇水時には、浜松河川国道事務所渇水対策支部を設置し、河川の状況及び降雨状況、利水者の取水実態等を把握し、渇水対策を推進していきます。

渇水対応について

われわれ河川管理者の責務としては、「洪水に強い河川を作り、守っていく」ことの他に、流れている水について、それぞれ利用する方々(水利権者といいます。)の調整を行い、水利権者に対して必要な義務を課すことも、地域の皆様の生活を守る上で大切な仕事です。

異常気象が続いた場合など、河川やダムの流量や貯水量が異常に少なくなって水を公平・適切に利用者の方々に配分出来なくなったときに行われる「非常時対応」としての取水制限が皆様に身近なものだと思われます。

年度によっても渇水の日数や回数は変わりますが、平成6年のような大渇水時等では冬期だけでも129日間もの取水制限が実施されたこともあります。

もともと、河川の水は流れていることそのものが重要です。

それは、魚や植物などの生態系を守るために必要だという意味だけでなく、ある程度の流量がないと、海から塩水が遡上することを防いだり、各種の排水を希釈するなどの機能が小さくなってしまうためです。

そこで、河川管理者である国土交通省では、河川にとって必要な水の量(天竜川河口から25キロほど上流の鹿島地点では毎秒約86トンになっています。)を決めて、「河川水利用の合理化」や「新たな水源確保の必要性」について水利権利者との調整をしています。