ふじあざみ56号(4)
お知らせ
2005 火山砂防フォーラムが開催されます
 最近富士山では、「富士山火山ハザードマップ」公表をはじめ、噴火に伴うさまざまな問題が注目されています。「2005火山砂防フォーラム」では、富士山を取り囲む市町村の連携を踏まえた今後の火山防災のあり方について、パネルディスカッションをはじめとした議論を行います。皆様の積極的な参加をお待ちしております。

会     場 富士宮市民文化会館 大ホール
開 催 日 時 平成17年10月13日(木)
開場12:00/開演:12:50/閉会予定17:30
参  加  費 無 料
お問い合わせ先 静岡県側 0544-22-1240(富士宮市都市整備部河川課)
山梨県側 0555-22-1111(代)内線222(富士吉田市企画部防災対策課)

三つの台風襲来による事務所の体制
  雨  量  な  ど 対策支部の設置
台風7号  7月25日~26日 総雨量280mm
 勢子辻雨量観測所(富士市 標高980m)
警戒体制
台風11号  8月25日~26日 総雨量330mm
 五合目雨量観測所(富士宮市 標高2,395m)
警戒体制
台風14号  9月7日 総雨量135mm
 大滝雨量観測所(富士宮市 標高1,700m)
警戒体制

 富士砂防事務所管内では、土石流発生による土砂災害もなく、台風通過後には管内の渓流を点検しましたが異常ありませんでした。

由比地すべり対策事業促進期成同盟会が要望書を提出
 静岡県庵原郡由比町長を会長とする由比地すべり対策事業促進期成同盟会が、8月2日(火)、富士砂防事務所を訪れ、「由比町は日本の大動脈である重要交通網が集中し防災上の重要な地域となっており、近年予想される東海地震や豪雨を起因として、大規模な地すべりが発生した場合、我が国の社会経済に及ぼす影響は計り知れない」として、由比地すべり対策事業の早期完成を強く富士砂防事務所長に要望されました。

 8月3日(水)には中部地方整備局長に、8月4日(木)には国土交通大臣に同様の要望書が提出されています。

富士山大沢川扇状地自然観察会
 8月3日(水)に夏休み中の家族連れなど59名が砂防施設である大沢川扇状地内を約5kmにわたって観察しました。職員の案内により、クイズを行いながらの砂防施設見学や土石流模型実験、建設機械の試乗体験を通して砂防事業への関心を深めて頂き、施設の一部である樹林帯内において、森林観察や鳥の巣箱造り・巣箱かけを行いました。

観察会参加者 写真 森林観察の様子 写真
観察会に参加された皆さん 森林観察

平成17年度 大沢川扇状地堆積土砂処理等協議会
 平成17年8月11日(木)、大沢川扇状地において発生する土砂の円滑かつ有意義な利用を図るため、富士宮市、富士市、芝川町、静岡県、国土交通省沼津河川国道事務所、同富士砂防事務所を委員とする大沢川扇状地堆積土砂処理等協議会(事務局:富士宮市)が開催されました。発生した土砂は、富士海岸の養浜材や道路路盤材、ほ場整備、土地改良等に活用されています。
キャンプ砂防2005in富士山
 8月17日(水)~24日(水)までの1週間、全国から5人の大学生が富士砂防事務所の砂防体験学習「キャンプ砂防」に参加しました。
 地元の方々との共同作業を通じて、地域に果たす砂防の役割と意義について認識を深めてもらいました。
キャンプ砂防 参加者写真
左から 岩手大 田浦さん 静岡大 西浦さん
    筑波大 末廣さん 東京農大 丸山さん
    日大 久保さん
富士山総合学習及び現地見学等結果報告
実 施 日 見学者等 参加人数 行 事 内 容
7月31日(日) 富士宮市上井出地区 20 大沢扇状地見学
8月1日(月) 静岡県立富士高校 理数科 44 大沢崩れ見学
8月27日(土) 富士建設業協会 40 大沢扇状地見学
8月28日(日) TBS番組取材・俳優勝地涼 8 大沢崩れ取材
8月31日(水) 横浜国立大学土木教室 地盤研究室 23 概要説明と大沢扇状地見学
9月6日(火) 平凡社「にっぽにあ」取材 2 砂防事務所取材
9月13日(火) 富士宮市富士見ヶ丘区 30 高齢者学習
9月13日(火) NHK静岡放送局 3 大沢崩れ取材
9月15日(木) 富士常葉大学学生 43 大沢崩れ見学
9月15日(木) 沼津市市民 葵10期会 15 概要説明と大沢扇状地見学
9月15日(木) イラン国 7 概要説明と大沢扇状地見学
9月16日(金) イラン国 7 大沢崩れ見学
9月19日(月) 富士地区地学会 15 大沢扇状地見学

水防法及び土砂災害防止法の改正
 昨年発生した新潟・福井豪雨や台風23号などにより中小河川の氾濫や高齢者等への被害が多発しました。これを受け、地域の水害及び土砂災害の防災力を向上させるため、洪水情報等の提供を大河川のみならず中小河川に拡大することや、洪水時の浸水想定区域や土砂災害警戒区域内の高齢者等の利用が多い施設に対し災害情報の伝達方法を明確にしておくことなどを盛り込んだ改正水防法及び土砂災害防止法が平成17年7月1日より施行されました。
雨の強さと降り方
 最近は日本各地で集中豪雨が発生しています。富士宮市でも昨年の9月4日に時間雨量110ミリの非常に激しい雨を観測し、床上、床下浸水や市道のアスファルトがはがれる被害が発生しました。

 時間雨量のそれぞれの数値はどのように感じるのか以下の表であらわしてみました。

1時間の雨量
(ミリ)
予報用語
人の受けるイメージ
屋 外 の 様 子
車に乗っていて 災害発生状況
10~20 やや強い雨 ザーザーと降る 地面一面に水たまりができる
地面からの跳ね返りで足元がぬれる
  このの程度の雨でも長く続く時は注意が必要
20~30 強い雨 どしゃ降り 傘をさしていてもぬれる ワイパーを速くしても見づらい 側溝や下水、小さな川があふれ、小規模の崖崩れが始まる
30~50 激しい雨 バケツをひっくり返したように降る 道路が川のようになる 高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象) 山崩れ・崖崩れが起きやすくなり、危険地帯では避難の準備が必要
都市では下水管から雨水があふれる
50~80 非常に激しい雨 滝のように降る
(ゴーゴーと降り続く)
水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる
傘は全く役に立たなくなる
車の運転は危険 都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む場合がある
マンホールから水が噴出する
土石流が起こりやすい
多くの災害が発生する
80~ 猛烈な雨 息苦しくなるような圧迫感がある。
恐怖を感ずる
     同  上    同  上 雨による大規模な災害の発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要

※降り始めからの総雨量や地形・地質等の違いにより被害の様子が異なることが あり、今後新しい事例が得られたり、表現など実状と合わなくなった場合には 内容を変更することがあります。

(参考:気象庁資料より)


ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお寄せください。

富士山に関する古い写真・資料等をお持ちの方、また災害体験された方の情報提供をお願いいたします。

私が担当しています。
阿部 聡 写真


 調査係長
 阿部 聡

砂防調査・計画担当)

 基礎知識のレーザー測量はいかがでしたでしょうか。樹林に密に覆われた富士山の地表が本当に見えるのか?という半信半疑の気持ちや、計測面積が広大で天候に左右され思うようにいかないなど大変でしたが結果的に良い成果が得られ満足しています。この成果が今後の砂防計画や火山活動史の解明に大きな役割を果たすことを期待しています。

●お問い合せ・ご連絡先
■国土交通省富士砂防事務所
〒418-0004 静岡県富士宮市三園平1100
担当/総務課長・釜崎、または調査課長・伊藤まで
TEL:0544-27-5221
インターネット http://www.cbr.mlit.go.jp/fujisabo/

■富士宮砂防出張所
〒418-0103 静岡県富士宮市上井出826-1
TEL:0544-54-0236


 「ふじあざみ」に掲載している内容・データ等は、現時点までに得ている調査結果を基にしています。今後の調査等の進展により、内容の一部または全部に変更が生じる場合もあります。

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