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大沢扇状地には地形的に適当なダムサイトがないため、導流堤で人工的に堆砂空間を確保し、延長4km、最大幅1.1kmに及ぶ大規模な砂防施設を設置しました。
主な施設には、土砂を安全に遊砂地に導く渓岸工、横方向の拡大を防止し流れを制御する導流堤、河床勾配を緩和し土砂を固定させる(地盤の変化に対応できるよう総数約20万個に及ぶコンクリートブロックを使用しています)床固工群と落差工、土砂の2次流出を防ぐ沈砂地工、樹林の特性を活かして遊砂地の働きを増進させる砂防樹林帯等があります。

また、これらの施設の下流には、沈砂地を通過した流水が河床及び渓岸を侵食することなく流下させる流路工が設置されています。施設の整備とともに堆砂容量確保のために除石を実施しており、除石した土砂は土地改良・道路建設盛土材、海岸の養浜材などに利用されています。
 
 
 
 
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