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富士山の地下では、「低周波地震」という、火山地特有の地震が観測されています。
「低周波地震」とは、震動がゆっくりした地震のことで、活動的な火山の火口周辺で観測されます。富士山では、2000年(平成12年)10月〜12月にかけて約470回の低周波地震が確認されました。低周波地震発生のメカニズムについては、まだ不明な部分が多く、また観測事例は少ないのですが、噴火や火山活動と関連している事例もあることから、地下の深いところでの火山活動や、マグマの動きに関連して発生しているものと考えられています。

2000年に富士山で多発した低周波地震では、震源が上昇する傾向がなく、低周波地震以外に火山性の異常が見られないこと等から、直接噴火に結びつくものではないと考えられています。それ以来、富士山では活発な低周波地震は観測されていませんが、今後も注意していく必要がありそうです。
 
   
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