Q13:富士山が噴火すると大沢崩れはどうなるのですか?

答え: 富士山の噴火予測は、平成13年度から「富士山ハザードマップ検討委員会」が内閣府を中心に設置され、荒牧重雄委員長を中心に検討されてきました。平成14年6月12日には中間報告が公表されました。これらの成果は内閣府のホームページで誰でも見られるようになっています。
 大沢崩れの地形に関係する噴火現象は、とくに溶岩流ですが、大規模・中規模・小規模の各シミュレーションとも、大沢崩れの中を流下して扇状地で大量に堆積するようになっています(下図参照)。富士山の溶岩は粘性が低い(サラサラとして遠くまで流れる)ので、大沢崩れのような急傾斜部では堆積しないのです。


図-9 溶岩流シュミレーションマップ