Q4:大沢川峡谷部とはどんなところですか?

答え: 大沢川峡谷部は、源頭部の下方に位置します(下図参照)。大沢川峡谷部は、溶岩と火山砕屑物の互層構造から成る急峻なV字谷で、勾配は30°から50°にも達します。谷壁斜面上部は植生におおわれて安定していまが、谷底部では土石流の流下により渓床が削られ、渓岸も侵食されて溶岩が露出しています。
このように峡谷部は、土石流通過区間となっています。

 峡谷部には高さ10m以上の滝が十ヵ所ほどみられ、この地域の下流端には高さ30mもある通称「大滝」があります。
写真-3 大沢川の名称区分