Q3:大沢川源頭部とはどんなところですか?

答え: 大沢川源頭部は下図に示すように富士山の西斜面にあり山頂直下から標高2,200m付近までの長さ2.1q、最大幅500m、深さ150m、面積1qにわたる大規模な崩壊地を源頭部と呼びます。
 地形的には、谷底の縦断勾配が平均33度、斜面は50〜80度に達し、崩落が発生しやすい地形になっています。地質は、溶岩(玄武岩)と火山砕屑物(スコリア層)の互層が露出した急傾斜の裸地で、大規模な崩壊地が広く分布し、土砂の生産源となっています。

写真-2 大沢川源頭部